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2015年9月13日 (日)

安部総理の安保法案関連に関する雑感

◾️随分とご無沙汰でした。なかなかブログを書こうという体力・気力がないままでしたが、今後は定期的に書いていきたく思っております。
今回は、現国会で審議されている集団的自衛権をはじめとする安保法案に関して、思うところを雑感程度に書きます。1、安保法案について、2、それを取り巻く状況について、大きく二つのテーマで書いていきますね。

◾️安保法案について
まず、安部総理が改憲派であるということは周知のことでしょう。そのステップとして、恐らく米国が前面展開をやめ、国際社会において下がる軍事戦略をとりはじめました。いわゆる米軍再編ですね。

このことは、他国のパワーが上昇し、米国のパワーが落ちたという理由もありますが、米国外交史をさかのぼれば、ブッシュ・ジュニア政権時に大きく振れた振り子が今、戻ってきており内向き化しております。
これをモンロー主義などと言ったりします。すでに、この議論は、中国台頭とセットで多極化や無極化と内容で2005年あたりには研究者間では議論されておりました。

当然のことながら、米国が背負っていた役割の一部を日本は安全保障のために補わなければなりません。
集団的自衛権に関しては、冷戦期に乱発された経緯から、国際法でもかなり発動要件は厳格になっております。(加えて、人権・人道問題に対する介入に関しては比較的、緩い国際司法裁判所の判決がでております)

恐らく、大方の国民が納得できないのは、集団的自衛権やその他の安保法案に対する直接的な反対というよりも、そこに至るまでのプロセスに疑念があるのではないでしょうか。

安全保障は空気のようなものですから、なかなか今の日本において、普段の日常生活に直結しません。さらに、法案の解釈自体も難しく、問われるのは法案以上にそのプロセスだと思います。

私がある海外のジャーナリストと話したところ、彼が言うには、安保法案は難しい。そのことばかりの説明に力を入れるよりも、何故、それが必要か、この国は今後どういう方向に向かうのかといったビジョンを示すべきだと。私も全く同感です。

米国の要請があったとしても、権利や法案は日本のものであり、日本のためでなければなりません。
それを海外で先に公約してきて、国内では煙にまくような説明ではやはり納得がいかないと思われる方も多いと思います。また国会で発言する有識者(学者)に関しても、国際法の学者がまったく呼ばれていないのも個人的には大きな疑問です。

法案の内容以上に法的安定性やそれにまつわる制度なりが議論のテーブルにあがらない国会審議も不思議です。例えば、軍法会議(裁判所)の設置や自衛隊法の改正、ROEや諸外国でも大きな問題になっている、PTSDに対するケアなどがあるはずです。

このような様々な法的・制度的枠組みもパッケージでなければ、軍事後進国もいいところです。これから新法を制定するなら、諸外国の制度をもっと勉強して世界でもっとも充実したパッケージを作れるはずです。

現政権や国会はそのあたりを怠っていると思わずにはいられません。

◾️周囲の状況

賛成・反対があるのは自然なことです。日本社会が負うべきリスクもありますし、いろんあ場所でいろんな議論があることが望ましいですよね。デモも良いと思います。ただ、戦争法案と扇動したり、シールズのような(聞いた時は米国海軍特殊部隊かと思いましたが。。。)様々な他の不満なり、満足感をみたすためだけの活動には首をかしげてしまいます。

こちらの記事はコンパクトにまとまっていると思うので引用・紹介しておきます。

Japan’s Security Evolution, Not Revolution

少し引用します。

Japan’s recent legislation is indeed historic—but not as a dramatic abandonment of a previous strategy. It is the most recent step in a long evolution for a highly responsible and peaceful country that today faces a growing threat. And as such it represents more continuity than change in Japan’s national security policy.

要するに、かなり昨今の法制化はヒストリックに思えるが、さまざまな脅威やリスクが増大している国際社会においては、長期的発展であると。

やはり、日本の今後進む道なりビジョンを示して頂きたいなあと言うのが私の願望ですかね。

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