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2008年2月 1日 (金)

アメリカ大統領選:中間報告

■この2月の5日にスーパーチューズデイを迎える予備選だが、大きな変化があった。

【ワシントン大治朋子】米大統領選の指名争いで、民主党のジョン・エドワーズ元上院議員(54)と共和党のルドルフ・ジュリアーニ前ニューヨーク市長(63)が30日、それぞれ選挙戦からの撤退を正式に表明した。民主党の指名争いは今後、ヒラリー・クリントン上院議員(60)とバラク・オバマ上院議員(46)の一騎打ちとなり、一方の共和党はジョン・マケイン上院議員(71)を先頭走者に、天王山「スーパーチューズデー」(2月5日)を迎える。

 「身を引く時が来た」。エドワーズ氏は出馬表明した南部ルイジアナ州ニューオーリンズで、支持者を前に選挙戦から退く意向を明らかにした。激しい接戦を繰り広げるクリントン、オバマ両氏のいずれを支持するかは明らかにしなかった。しかし、会見後は記者団に対し、今後両候補と会い、支持するかどうかも含めて決める方針だと述べた。アイオワ大のコビントン教授は、エドワーズ氏の支持基盤が主に白人男性だと分析したうえで「支持を受けた候補者には大きなメリットになる」と話した。以下、略、引用終わり

引用元:http://mainichi.jp/select/world/news/20080131dde007030051000c.html

■まず大きな変化だが、共和党は、ジュリアーニ氏の離脱、民主党は、エドワーズ氏の離脱である。ジュリアーニ氏に関しては当初、選挙前の支持は最も高く、大変、期待されたのだがその中道ラインからだろうが、実際には、一州もとることが出来ず、撤退である。これで、共和党は、ジョン・マケイン候補とロムニー候補に絞られた。

他方、民主党も善戦をしていたエドワーズ氏が離脱、ヒラリー・クリントン候補、オバマ候補の間で、毎日引用にもある通り、白人男性を支持基盤に健闘である。問題は、このエドワーズ氏がどちらにつくかで、ほぼ、民主党もきまるだろう。

■「スーパーチューズデイ」というのは、最も議員数の多い、カルフォルニア州の予備選である。その数、およそ147。これが何を意味するか。つまり今までも負け分を取り戻す、あるいは、相手を大きく引き離すという意味で、非常に重要な予備選と位置づけられる。

■アメリカの主要ジャーナルに目を通したが、マケイン氏、一色である。ジュリアーニ氏に続いて、シュワルツネッガー州知事がマケイン氏支持にまわったからだ。

保守グラスルーツのマケイン氏か、まだ経済に強いロムニー氏かというととこだろう。(CFR

The immigration issue, long seen by analysts as McCain’s chief vulnerability because of his support for a path to citizenship for illegal immigrants, may actually have cut the other way in Florida (Miami Herald). Romney received strong support from Republicans who cited it as the most important issue and among those favoring deporting illegal immigrants. But McCain gained support from half of Hispanic voters. And Florida’s influential bloc of Cuban-American voters supported McCain five-to-one over Romney, which the Washington Post said was less about rhetoric against Castro-led Cuba and more “because he was the moderate, pro-immigrant candidate they wanted.

上記に引用したが、最終的には、この移民問題への取り組みで決定するだろう。カルフォルニア州は、ヒスパニックをはじめ移民問題が山積である。

又、これは、両党ともに言えることだが市民の関心事項に変化が見られる。以前は、テロとの戦い、移民問題、イラク戦争の順であったが、現在は、特に声高に、共和党候補から経済問題が語られる。ジョージ・W・ブッシュ大統領の一般教書演説からもそれは伺える。

■アメリカの主要ジャーナルを見る限り、かなり、マケイン氏優勢なのだが、経済と移民問題でうまくアピールできれば、ロムニー氏にも十分、可能性はある。(参照1)(参照2

■他方、民主党だが、エドワーズ氏は、現在、様子見というところだろう。恐らく、バンドワゴンすると思われるが。正確には、エドワーズ支持で、優勢になるといった方がいいのだろうか。コダック・シアターでスピーチを行った両氏だが、正直、混沌としていて最後までわからない状況である。「経験」のヒラリークリントン氏か「変化」のオバマ氏か。

エドワーズ氏の支持が大きいと思われるが、一節には、エドワーズ氏は、ヒラリー・クリントン氏をよく思っていない。かといって、オバマ氏を支持するかは、彼の支持基盤である、人種が絡んでくる。恐らく、取引条件の良い方につくと思われるが。選挙は、キレイごとではない。何がなんでも勝たなければいけないのである。

■ようやく、ここにきて、アメリカ・メディアも共和党に注目が集まるようになった。マケイン氏のショックは、民主党にも大きい。

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