今、日本に生きていること
■東日本大震災からもう一年がたちました。亡くなられた方、被災された方に哀悼の意を表するとともに、一日でも早く心安らかに生活できる日々が来ることをお祈り申し上げます。
正直に言えば、私自身、この一年あまり記憶がありません。
阪神・淡路大震災で被災したとき、私は高校2年生でした。あれからどれだけ成長できたのか、何をしてきたのか無力感で一杯です。ただ自分が悔しい、その一言に尽きます。
きっと多くの人もそうであったと思いますが、前へ進むというよりは、これまでの人生を自分なりに振り返る時間が長かったように思います。
それでも、生き生かされてる者として感謝を忘れず精一杯生きたい、生きていきたいと思っております。
そして、忘れることなく、自分なりの形で、復旧、復興に関わっていきたいと思います。
■ドイツの話を少ししたいと思います。一時、YouTubeにドイツ国営放送のZDFが福島放送の映像を無断に使ったということで、削除されましたが、あの番組のプロデューサーとメールを交換したことがあります。
ご存じの通り、ドイツは日本での福島原発の事故後、安全委員会と倫理委員会がドイツにある原発に対して調査し、メリケル首相にその報告書を提出しました。
1.安全委員会からは、安全性に問題はなし。
2.倫理委員会からは、デモクラシーの観点から自治体が負えるリスクではない。
という内容であったと記憶してます。(事実誤認があればご指摘ください)
首相の決断は、2を採用しました。
高度に発達した自治であっても、到底、その自治体の市民が引き受けられるリスクではないので、そのことをデモクラシー(選挙)は判断できないということです。
私は、原子力に対する科学と技術を発展させつつも段階的に原発からエネルギーシフトしていくべきというスタンスですが、現状はまだまだわからないことばかりの非常事態であるという認識です。
話を戻しますが、ZDFのプロデューサーは私の質問に丁寧に答えてくました。
科学的な根拠や科学的な検証を行ったわけでないが、高い数値が出た以上、避難を優先し人々を守らなければならない。ましてや私はドイツのTV局だから、真っ先にドイツ国民を守らなければならないという内容でした。
もちろん、ドイツの判断やZDFにはその他にも理由はあるのかもしれません。
しかし、私にとっては、とても重く考えさせられる言葉がたくさんありました。
私は卑怯です。でも、誰も責めません。
最後にある学会で、もうかなりのお歳のおじいさんが、(きっと敗戦後の焼け野原から今の日本のために頑張ってこられた方だと思いますが)言った言葉も頭から離れません。その方は、
政治家なんていつもこんなもので、今回たまたまさらにひどかっただけじゃないか、もっと君たちが頑張らないと・・・。
政治家がいつもダメだったかはさておき、今、日本に生きていることに感謝をしつつ、
今年は顔をあげて前を向いて歩もうと思っております。
「今、日本にいきていること」その大切さをかみしめながら。
拙ブログも再出発です。どうぞよろしくお願いいたします。


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